雨でも楽しい
雨だったので、台北駅の地下街を歩いて、
まずは北門を見に行った。
ところが、北門は、ビルに囲まれて、こじんまりとした存在。
かつては、高い壁と物見やぐらでこの街の治安を見張ったであろう門も、
いまの、近代的なビルに囲まれた中では、かつての威厳が感じられず、
素通りしてしまった。
で、20分ほど歩いたところにある永楽街にある、台南料理の店で
朝食のおかゆ。魚のサバヒーの煮つけと、塩ピーナッツとで。
サバヒーは、青魚っぽい、ちょっと癖のある味だけど、
この店ではみそ味風に味付けしていて、なんか懐かしいおばあちゃんの味のよう。
軽く食べたかったので、おかゆと、ピーナッツとあわせたが、
大陸にいた当時、おかゆにこの塩味のピーナッツをまぜて食べるのが好きだったので
迷わず、選んでしまっていた。おかゆにあう。うまい。胃が癒される。
やはり旅行先に台湾にして正解。なにより飯がうまい。
しかも、地元のひとたちの人間性がいい。これって旅行するうえで大事。
大陸にいたときもそうだったが、
何かするのにイチイチ、だまされないか身構えて気を張り詰めて交渉したり、
泥棒に気を付けながら町を歩いたりするのって、かなり疲れる。
せっかくの旅なのに、余計なところに力をとられてしまう。
それがいやだし、もったいない。旅行先の魅力を半減させる。
なので大陸から日本に来る人達って、楽な旅行ができてるんだろうなと思う。
おかゆをさらさらっと食べていたら、結構日本からの人も多く(客の4分の1位)、
ガイドブック片手に見様見真似で注文していた。中には小さな子供連れの家族も。
確かに、こどもと一緒でも、台湾って治安もいいし、食べ物に困らないし、
子連れ旅行にはうってつけかも。
おこわ弁当の店。扇風機でできたておこわをさましていた。
おかずは鶏の足。無茶うまそう。(5月2日@台北)