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縮小化の時代に抗うために
台南満喫 安平探索&でマングローブ・クルーズ
台南郊外の町、安平は、所外国との闘いを経験するなど、要塞の町でもある。
同時に、河口近くの自然豊かなみどりいっぱいの町で、
昔は塩田業がさかんだったらしい。
そんな街並みを自転車で回ろうと、まずは安平のレンタサイクルの店へ。
台南のながしのタクシーのおっちゃんに、地番をみせ、
この店に行きたい、って説明したところ、おっちゃんは知らないらしく、
困った様子。ナビに、スマホの道案内に、と駆使して、
多分こっちだ、ナビは間違っている、だなんていいながら進む。
でも、中華系の道のわかりやすいところは
①道に名前がついている
②道の両端に地番がふられていて、一方は奇数、もう一方は偶数。
③進方向で、地番の数字が増えたりする
このルールさえ、理解していれば、日本の住所・地番と違って、
断然わかりやすい。
で、地番を頼りにいったところ、、、うんちゃん、完全に間違っている。
目指す地番は小さいのに、どんどん大きいほうに進んでいる。
間違っているから回って、っていってるのに、技術的にへたで
Uターンもろくにできない。・・・・見た目60を過ぎ70に迫ろうか、
というおっちゃん、悪くはないのだろうけど、どうも地理に疎い。
でもそれって、タクシー運転手としては致命的。
ということで途中で降りた。「道、間違えたやん」って文句いったら、
10元返してくれた。(でも40円くらいだけど)。総料金180元。
憧れの土地・台南
今回の旅で1番訪れたかったのが、台南だ。
台湾南部の、ゆっくりとした時間がながれる、飯のうまい町。
まさにこれが台南。
ネットでとった宿は、台鉄の駅から徒歩10分ほど。
駅前の成功路をただまっすぐいって、地番が出ているところで横道に入ったところ、
すぐわかるし、一歩入るだけで喧噪が和らぐ。
宿はいまどきのおしゃれ系で(それなのに、個室2000円台ってすごくない!?)
11時ごろついて、「荷物置かせて」ってお願いしたら
「どうぞ、部屋使えますよ~」って。これって助かる。
部屋で充電して、洗濯物を干して、相変わらず使えない
香港の「AIRSIM」がつながらないかチャレンジして(結局使えず)、
ちょっと横になって休んで、っていうだけで、宿のありがたみを感じた。
レゴの装飾が、若手、って感じ。
この宿、駅にも近いし、雰囲気もいいし、飯屋も周りに多いしおすすめ。
基隆→台南
池のフォトジェニックポイントをみて、
その池沿いの道に延々続く、果物や野菜の屋台街を冷かして、
かなりの散歩のあと、駅に。
駅で、台鉄名物、「八角弁当」を購入。
さあ、どこで食べようかと。
窓口で次の特急を聞くと、特急より区間車のほうが早い、と。
ならばと、
台南までは1時間ほどで、区間車(快速のような列車)で移動することにした。
車内はまさに、快速列車で、ビジネスマンや学生らでほぼ、満席。
クロスシート風の席で、とても弁当を広げられるような雰囲気でない。
ひざの上であったかい弁当をのせたまま、
なんかここで食べる雰囲気でないので、がまんがまん、と思いつつ、
本を読んだりして過ごした。
景色が南国だった。雨も上がって、色鮮やかできれいな光景が流れていた。
で車窓を満喫していたら、台南についたので、さっそく10時半ごろだったけど、
1番線ホームのベンチで、列車を見ながら駅弁を食べた、これはこれで満足。
行き交う人々、車両、せわしなさと秩序だった動きが、
見ているだけで映画のよう。ビールも飯も、うまい。